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小学校のプールの「ヤゴ調査」「ヤゴ救出」と、児童たちを対象とした「トンボ教室」に参加し、講師の互井賢二氏(房総蜻蛉研究所)のお手伝いをしました。

中国分小学校 トンボ教室(このあとプールのヤゴを救出しました)
中国分小学校 トンボ教室(このあとプールのヤゴを救出しました)
大野小学校 プールのヤゴ救出 泥の中からヤゴを探します
大野小学校 プールのヤゴ救出 泥の中からヤゴを探します
大野小学校 トンボ教室の様子
大野小学校 トンボ教室の様子

当会の会員でもある互井氏は、2001年から継続して、市川市立小学校の全ての屋外プールを対象に、「ヤゴ調査」を行っています。また、学校からの依頼に応じて、プールからの「ヤゴ救出」や、児童たちがトンボについて学ぶ「トンボ教室」の実施もしています。

 

「ヤゴ調査」では、ヤゴの種類、雌雄の同定(ヤンマ類)と頭数を調査し、羽化殻や他の水生生物、周りの植生等も記録します。このとき、プールにいるヤゴが羽化できるように、羽化時に掴まるための枝を、プール側面に結わえておきます。

 

「ヤゴ救出」は、トンボが羽化するこの時期に、学校では水泳授業のためにプールの清掃が行われますので、その前に、児童と一緒にヤゴを保護して育てる活動です。今回、中国分小学校と大野小学校で「ヤゴ救出」をすることになり、そのお手伝いをしました。

 

児童にとってはヤゴやトンボが好きになったり、触れ合えるよい体験となりました。救出されたヤゴは、無事に羽化するとよいですね。

 

「ヤゴ救出」と併せて実施した「トンボ教室」では、市川市の貴重なトンボ(ヒヌマイトトンボ、ヒメアカネ)や日本や世界のいろいろなトンボの標本を手に取って見たり、トンボの生態についてのお話がありました。児童からはヤゴの育て方など質問もたくさんありました。会場に放たれたギンヤンマ・ネキトンボに歓声があがりました。